ロディザイト(Rhodizite)という名の鉱物。
植民地で巨万の富を築いた男の姓はRhodesと書き、日本語風に読むとローズになる。
その土地(アフリカ南東部)で採れる鉱物が、たまたま、ばら色なので、なんとなくばらつながりで登場している。
うさんくさい男(植民地を喰いものにした)の名を思いださせるとはいえ、ごらんのとおり、石そのものは、うるわしい。ばら似の名前にふさわしい装い。
黄色の結晶は、なんとトパーズ(黄玉)だ。豪華な組みあわせである。
下の画像は、トパーズがよく見えるように撮影したもの。
フルーツのかけらをちりばめたラズベリーアイスクリーム。フルーツキャンディとでも名づけたいような・・・。
それにしても、鉱物はどうしてこんなにスイーツに似ているんだろう。
『お菓子手帖』にて、そのあたりを考察してみた(昨年の「文藝」の特集号に掲載した分に加筆)。河出書房新社より6月刊行予定。
ただいま、そのカバーイラストを描いているさいちゅう。
ちょっと可愛らしくなる予定である。
時間がないので、またしてもコピックが活躍中。