この建物は今、賢治が教壇にたった花巻農業高等学校の敷地内にある。
(賢治の像まであるとは思わなかった。おなじみのベートーベンに扮したポーズ)
雨もようの日だったので、あまりよい写真が撮れず。
(これは、デジタルカメラの画像を小さくしたので、ちょっと粗いかんじに。デジタルカメラを持ち歩いていると、携帯カメラで撮影するのを、うっかり忘れてしまいがち)
建物内部は入れないものと思っていたが、鍵を借りることができた。
よく写真でみかける、オルガンのある部屋や、座敷を見学。
さすがに、病臥していた二階は、立ち入り禁止になっていた。
賢治が生徒にゆずったという、インバネスも展示してあった。
地の厚い、当時としては高級品であったろう外套(がいとう)だった。
サイズはとても小さい。
めがね橋やイギリス海岸も見学。
めがね橋は、花巻市内からずいぶん離れたところにあった。
手前に、昔の架橋の石げたがあるのがよい風情。
一帯は、なにやら妙な公園に仕立ててあり。タクシーの運転手によれば、夏のあいだは夜間にライトアップするらしい。
……しかし、
デートスポットとは、とても思えなかったけども。
(ここへ来ると別れる、なんて俗説があるのでは、と不吉なことを云う女三人連れであった)
七夕もすみ、夏も本番。
耳猫風信社の今月の鉱石は、「夏緑蔭」がテーマ。緑色の麗しい鉱石をご紹介するので、お楽しみに!