これは、小岩井農場の敷地内にあった、四階倉庫。
(しかいそうこ、と読む)
逆光の時間帯の撮影で、
しかも飛び交うアブを気にしつつだったので細かい調整ができず、暗い画像に。
説明書きによれば、その名のとおり、四階建ての木造の倉庫で、
大正時代に建てられた当初には、エレベーターも設備されていたとか。
周辺がひらけた土地なので、四階建てといっても画像では、それほど大きく感じられないが、近づいてみると、たしかに大きい。
↓
羽目板が、はがれ落ち、往時の面影はない。
しかし、
朽ちそうで朽ちない、木造建物の粘り強さを感じた。
もはやオブジェと化した建物は、
このまま、風雪にさらされながら、 ゆるやかに朽ちてゆくのだろう。
(と、いうようすの建物が、敷地内のあちこちに点在しており、農場の広さを思うとともに、加工されても樹木は樹木である、と悟る)
内部には入れなかったが、
わたしとしては、あれこれ妄想できて、じゅうぶんに楽しかった。