刺しゅうの布地にのせて撮影したみたところ、
なにやら、古風なブローチのように。
これは水酸燐灰石(Apatite)
以前に、青く澄んだアパタイトの結晶をご紹介したが、
こんどは孔雀緑(マラカイトグリーン)のアパタイトで、母岩つき。
両面に、粒々がならんでいる。
小さいけれども豪華な一点。
こちらはブローチに見立てたのとはべつの面。
緑にも濃淡があり、母岩のやわらかな色と調和している。
結晶もよいけれど、
母岩つきもまた、鉱石の生まれ育ちをあれこれ思いめぐらすことができて、たのしい。
母岩つきにしては、小さい標本(全体で3センチといったところ)なので、
日ごろは母岩つきを敬遠している人や、
小さいもの好き、の人にも、うってつけ。
いよいよあすは、真打ち天青石の登場。
ちがったタイプの3種類をお見せするので、迷い苦しむかも!