先週、浅草寺へ初詣に出かけたおり、
文化観光センターの展望台で
ながめたスカイツリー。
隈研吾氏設計のこのビルは、
大ざっぱな性格の人が雷おこしを積みかさねたような
つまり、そろわない断面を持つ建物です。
内部は床も天井も壁も黒くて照明も暗いので、
足もとが不安になるのだけれども、
化粧室を借りるために、いつも立ち寄ります。
浅草は駅の近くに商業ビルがないので、
食べもののお店に入らないかぎりは、
化粧室に不自由するからです。
最上階が展望室になっており、
なかなかの眺めです。
雷門のすぐ目の前なのに、
意外に穴場で人が少ないところがよいです。
浅草は、人力車の勧誘がウルサクて困ります。
同行の知人とおしゃべりしながら歩いているところへ
割り込んで、声をかけてきます。
商いなのはわかりますけども、
門前などでは2メートルごとに勧誘される始末で、
わたしは怒りっぽいたちですから、いちいち腹立たしく
見えないふり聞こえないふりで通り過ぎます。
社会性のある連れは、ちゃんと律儀に
「いまは、いいです」と答えていました(エライ)。
いつも、実家の母への手土産に人形焼きを買うのですが、
ご時勢でしょうか。
価格は変わらず、中身が縮小。
粉とあんこを減らして焼きあげた
ショボショボの人形焼きで、
半日持ち歩いて母のところへ届けたころには、
さらにショボンとしていました。
人形焼きは、ぱんぱんにふくらんでいないと意味がない。
値上げして、ちゃんとしたものを売ってくれたほうがよいです。
いっしょに買いもとめたソラマメのおせんべいも
一昨年より、ふたまわりくらい小さくなっていました。
門前で買うお土産は、いわば縁起もの。
ショボクレていては意味がありません。
次から買うのはやめます。
いっしょに、持っていった市販のお菓子は
母に評判がよかったです。
グリコのカプリコとロイズがコラボした
限定品です。
軽くてサクサクしたところが食べやすかったみたいです。
人形焼きに、がっかりしたあとだけに。
けっきょくこうして
手作り菓子は工場製品にやぶれてゆくのですね。