初のラジオ番組、
みなさま愉しんでいただけましたでしょうか。
自分では聴いておりません~。
オソロシイので。
今週は金沢へまいります。
11月に訪ねたさいも
秋の行楽シーズンで混雑していましたが、
このたびもまた春真っ盛りということで、
新幹線のチケットの第一希望がとれない!など、
はやくも混雑が予想されます。
しかも、金曜日までは晴れの予報がつづくのに
土日は雨マークがついています。
金沢文学館へお越しくださるみなさん、
雨女で申し訳ありません!
話題かわりまして、
きょうは鳥にも認知症があるのかも、というお話です。
ウチの(正確には、実家にいる)ぴき王様が、
このところ〈ぺったんこ鳥〉と化しています。
止まり木にとまっていることができず、
床のうえにティッシュペーパーのベッドをつくって
寝ています。
ティッシュペーパーとトイレットペーパーの
組み合わせです。硬さのことなる枕をつかう人間のように。
「紙をくれ」と要求があるので(態度でわからせる)
丸めたものをカゴに入れます。
すると、ヒトの目がないときを狙って
自分で具合のよいベッドにととのえます。
ヒトが見ているときは、
紙には目もくれず背中を向けています。
もともと手乗りインコではないため
ヒトにたいして警戒心を持っていましたが
このところ不信感を募らせているようす。
(具合が悪いのをヒトのせいにしていると思われ)
でも、食欲はあるのです。
食べるときはベッドから這いだして、
もぐもぐと食べます。
水いれに落っこちそうになりながら水を飲みます。
おじいちゃんには高脂肪のほうがよいかと思い
カナリーシードを増やしました。
それが気にいっているようす。
インコも高脂肪食が好きなのです。
だから、若いときはカナリーシードは少な目に配合するのが基本。
けれども、高齢インコには「好きなものを好きなだけ食べればいいよ」と
いうわけです。
食べものへの執着が強まるところは、
人間も鳥もおなじようです。
ぺったんこ鳥になってから三か月ほどになります。
ほんとうは、もっと短いかと思っていました。
真冬でしたから。
生命力の強さ、
小さなからだでがんばっている健気さにまして
生きる権利を行使している、
その姿はあっぱれです。
助けてください、という顔をしません。
もともと愛想がないので王様あつかいしてきましたが、
ますますの不愛想ぶりです。
たぶん、こうして堂々としたまま
ヒトに弱みを見せずに最後をむかえるのでしょう。
金沢から帰ってくるまで
不愛想のままでいてね。