朝晩は、寒くなってきました。
昼は、晴れれば暑いくらい。
秋らしい寒暖差ということでしょう。
わたしの住いの近所の紅葉はまだまだですが、
イチョウの木には黄金の実が熟しつつあり、
厩舎(農学部の)のかをりとあいまって、
室内にも侵入するため、ちょっと困ったことに。
地元の美術館で
藤田嗣治展がひらかれております。
このたびは猫を描いた作品がたくさんふくまれる、との情報でしたので
愉しみにでかけました。
独特の白で名をはせた画伯ですが、
このたび鑑賞して、
こまごました静物にも味わいがあることを発見しました。
これまで、あまり藤田画伯の静物にはなじみがなかったのです。
画像のなかの、
にゃんこと裁縫道具の絵は、実は今回の出品作ではありません。
これはミュージアムショップにあった絵葉書なのです。
そのかわり、裁縫道具だけの静物画(熊本県立美術館蔵)の展示があって、
これがなかなか素敵でした(でも絵葉書はなかったのです)。
とうわけで展示されていない絵の葉書も画像にまぜてしまいましたので
(可愛かったから。ジュネーヴの美術館にあるようです)
もしお出かけのさいは、
このにゃんこには逢えませんのでご注意ください。
〈猫を抱く少女〉と〈猫〉と題された14匹の猫画は展示されています。
このほかにもまだたくさんの猫さんに逢うことができます。
藤田嗣治展は12月11日(日)まで
府中市美術館にて開催。