賢治さんのゆかりの人々の(偽)証言をあつめた
「銀河の通信所」は、ただいま単行本にむけて作業中です。
初夏のころにはできあがると思います。
そうして、わたしのただいまの関心事はゴッホです。
賢治さんの原稿に取り組んでいた最中に
東京都美術館で開催された『ゴッホとゴーギャン展』は
日程的に観にゆくことができなかたので、
先週、名古屋まで出かけて観てまいりました。
日帰りです~。
マダムで大混雑しておりました。
しかし、マダムたちのあいだを縫って観覧。
アルルの黄色い家で、ゴッホとゴーギャンが競うように
描いた作品群を同時に観ることができる、と
大いに期待しておりましたが、
(あらかじめ東京都美術館にての展示内容は知ってはいたものの)
闘いのようすを最もよくあらわしている
レ・ザリスカンやジヌー夫人の絵がなかったのは、
やはり残念。
でも、ひさしぶりにゴッホの肉筆を拝むことができて
満足でした。
西洋美術館の『ばら』も来ていたので
(上野へ行こうかと思っていたとろでした)
ちょうどよかったです。
『収穫』を観賞できて、大満足でした。
農家の大きな建物に陽があたって、
黄金いろの畑のなかでそこだけ白く輝いているのが
ことのほか目につく作品です。
ゴッホが敬愛していたモンティセリの
絵の具〈盛り盛り〉の油彩画も展示されていました。
(わたしには、どこがよいのかさっぱりわからない絵なのです。
ゴーギャンも理解できなかったらしいので、
ゴッホだけに届くなにものかを秘めていたのでしょう)
12日には甲府へまいります。
やまなし文学賞の受賞者のかたと、お話するのを
愉しみにしております。
また先にもご案内しましたとおり
近在のかたのお越しもお待ちしております。
いっしょに受賞者のお祝いをいたしましょう。
和やかな雰囲気で、と申しましても
式次第は、いちおうカッチリ決まっておりますので
そのつもりでお越しください。
会場受付よこに、
耳猫風信社のミニショップも開設いたします。
(山梨県立文学館の協力会さんへのご委託です)
耳猫風信社のスタッフもおりますので、
ご興味のある方はお立ちよりください。
表彰式がはじまりますとショップもご覧いただけなくなります。
(式会場の出入りができないため)
会場受付まえの30分ほどと
表彰式後半の茶話会時間(30分ほど)のあいだとなりますので
ご注意くださいませ。