
わたしと妹がはじめて飼ったセキセイインコと、はじめてのクリスマスを迎えたのは、もう三十数年もまえのこと。
きいちゃんと名づけていたそのインコ(あとでふたたび、きいちゃんと名づけるインコを飼ったので、最初の子を、初代きいちゃんと呼んでいる)と、そっくりの小鳥が描かれたカードをみつけたと云って、妹がくれたカードがこれ。
紅い帽子をかぶせたら、きっとこんなふうだと思ったわたしたちは、実際に小さな帽子(クリスマスツリーのオーナメントの雪だるまがかぶっていたのをはがした)をきいちゃんにかぶせようとして、おおいに、怒られた(かみつかれた)。
そのときの紅い帽子を思いだして編んでみたのが、このたび耳猫風信社のクリスマスグッズのアイテムとなった小さな紅い帽子。
たくさん編むことができず、少数限定だったので、ご希望のかたすべてにゆきわたらず、申し訳ないことだった。どうかご容赦を。
このところ午前2時起きがつづいている。前日の9時過ぎに寝ているので、5時間弱の睡眠は確保している。炊事や洗濯など家事の時間を最小限にしたのちは、睡眠を削るしかない。毎年のことながら、原稿に追われる年の瀬である。新年もおなじく。
これも毎年のことながら、「では、年明けに原稿をお待ちしています」という編集者のことばが、恨めしい。正月あけに、「風邪でダウンしていました」という編集者がいると、つい、うれしくなってしまうという悪者である。
風邪をひく閑もないことがあきらかなわたしは、とっくに予防接種をすませている。そのうえ外出もしないので、めったなことでは風邪もひかない。