含コバルト方解石。
このたびの〈さくら祭り〉は、盛りだくさんなので、そろそろペースをあげないと、カートオープンまで全部をご紹介できない(笑)
艶やかな鉱物でしょう!まさに「ばら色の人生」ってところ。
こんな石を持っていると、そのときどきの気の持ちようで、ばら色も変化して見えるにちがいなく、いつか人生をふりかえるときに、それぞれのばら色のことを思いだすのかも。
な~んて、べつに詩人にならなくてもよい(笑)。
デュシャンの女装ぶりを思いだしてみるのもおつかも。
または、もっとピュアな気分で、『テレビジョン・シティ』のイーイーの髪のオペラピンクを思い浮かべてみたり。
コバルトがはいっているのでミネラライトで蛍光する。そのようすは、通販ページにご案内するので、もやもやと輝くさまを、ご確認あれ。
これは、またべつの標本。含コバルト方解石のすみれ色バージョン。
コバルトの含有量で色がこんなに異なる。
母岩の雲母が光っているところを、撮影してみた。
こういう、わずかな反射も見逃せないたのしみのひとつ。だから飽きもこない。
下の画像など、
ちょっと豪華なすみれのコサージュという感じがしません?
(上と同じ標本の角度を変えたところ)
イースターパレードの帽子にもなりそう。フレッド・アステアの軽やかなステップを思いだしつつ。
さくら祭り、と銘打っておいてなんだけども、世の中の人って、どうして桜ばかりに大騒ぎするんだろう。春にはほかにも愛でるべき花がたくさんあるのに。
賢治の故郷だって、賢治が設計したとおりに花々を植えていれば、さぞかし見ごたえのある花園ができたであろうに。なにも、ソメイヨシノばかりありがたがって、眺めることはない。
わたしは、実はソメイヨシノはあまり好きではない。
桜の名所と聞いて出かけた先が、ソメイヨシノばかりだと、なあ~んだと思ってしまう。
桜蔵くんの実家の庭のように、妖しい桜ばかりなのもなんだけれど。