
ベビーピンクの岩塩その1
そのかたちは、マチュピチュを上空からながめたような。
じっとながめていると、塩の結晶がつくりだすかたちの妙に魅せられて、さまざまな空想(妄想)にとらわれる。
奥のほうを、じっとのぞきこんでいるうちに、くらくらしてくる。
その世界の住人になれるかも。

ベビーピンクの岩塩その2
こちらは、まさに「ばらのような」。あるいは階段状の結晶。
光を透かしてみると、その屈折の具合でピンクの色のなかに濃いばら色があらわれる。
なかなか、うるわしいものである。

この標本は、バックシャンでもある。
桃の節句の、あられおこし、のよう。
その1その2、ともに岩塩の標本なので、たいへん軽い。紙か、羽のごとし。