
さくら貝の函(はこ)入り。
今回の〈さくら祭り〉で、唯一の貝類。さくら色というよりは、東雲色(しののめいろ)なのかも。函のなかで、さらさらと音をたてる。
鉱物とは異なり、貝の標本だと持てあましてしまう人もいるだろう。
こんなふうに函にはいっていると、ひきだしにでもしまっておけば、ときおり思いだして、のぞくことができる。
さくら貝が、春の季語でもあるのは、むろん桜の花びらのようなかたちと色のゆえだが、この季節になると砂浜に吹きよせられて、目につきやすいからでもある。
浜辺で、さくら貝をひろうのも、またひとつの楽しみだが、実は海の匂い(というより、後日の異臭)をとりのぞくのは、案外たいへんな作業となる。
だから、自分でひろうのは、気分だけを味わっておくのがよい(よほど根気のある人以外は)。
さて、急ぎあしで、このたびの〈さくら祭り〉の、注目の石たちをご紹介したブログも、いよいよあすは真打ち登場となる。
そうして、カートオープンは25日の夜の予定。
ご希望の石が、ひとつに集中しないとよいけれど・・・。
みなさんのターゲットは想像がつくものの、今回は盛りだくさんなので、心を落ちつけて選んでほしいと願うばかり。