ここ数日の騒ぎ、および昨日の一連の動きに、「ああ、ほんとうにダメなんだ」と再確認した人が多いと思う。
なにがどうダメなのか、湾岸戦争以前までさかのぼって検証した本がある。
『日米同盟の正体』孫崎享(まごさきうける)著 講談社現代新書。
もはや、一相手国のことだけの問題ではなくなっている現在の状況をつくりだしたものは何?と、少しでも気になっている人は、上記の本を読んでみるとよい。
そのあとで、オバマやクリントンの発言に今一度注意してみると、その意図がニュースの翻訳テロップで目にする以上に明確となる。
というより、ニュースは基本的に政府の方針(官邸のアタマ)をなぞっているから、漠然(ばくぜん)とながめているかぎり、なにも見えてこない。
この国(白地に紅い)では、空気を読むことが不必要なまでに重視されているが、本来は行間(に相当するもの)を読まなくてはいけない。
どうしてここまでダメなのか、その理由を知りたい人は、ぜひ読んでみてほしい。
あすでは、遅すぎるかもしれない。