
ホームベーカリーの焼きあがりの、まるごとは、こんな感じ。
よもぎ粉いりなので、皮もほんのりみどり色。
強力粉250gでつくる。
バターは食パンだと10g(フランスパンは5g)
砂糖(甜菜糖をつかっている)と塩(藻塩をつかっている)。
牛乳をほんのすこし、と水。
ドライイースト。
よぶんなものをくわえずに、小麦粉でつくる食物がいかにおいしいものかを実感できる。
「ホームベーカリー」の愛好者がふえているらしく、書店へゆくと、指南本がたくさん出ていた。
かつて、「プリントゴッコ」に、さまざまな活用術があったように、ちょっとした工夫で、「こんなこともできる」という、〈お役だち本〉から、プロがつかうと「こんなことまでできる」といった、〈それはすごいぞ本〉まで、さまざま。
むろん、めんどうなことが大きらいなわたしは、
材料をセットしたあとは、「ホームベーカリー」が全部してくれること以外には、興味がない。
途中で、のこりの材料をいれる、というのもきらい。
(さいわいに、わたしの機種は、あとから具をいれるための自動投入装置がついている。ただし、夏場は使用できない。)
そういう横着(おうちゃく)な体質であるわたしが、
本屋さんで見て(料理本は、見ないと善し悪しがわからないのでamazonでは買わない)選んだのが、
『まいにち、ホームベーカリー』(桑原奈津子著/主婦と生活社)
「ホームベーカリー」におまかせタイプのアレンジが中心で、シンプル。
「わたしは、こんな工夫をしています」系の、おしゃべりコメントが少ないのもうれしい。
必要不可欠なアドヴァイスはありがたい。
足したり引いたり、自分で適当にかんがえるときの、参考にしたいので、工夫満載だと、うんざりしてしまう。そういう、ひねくれ者(わたし)には、ぴったりの参考書である。