
このたびの、賢治旅の途中、盛岡市内で買いもとめたビスケット。
ロシアビスケットというなまえだけれど、
由来はわからず。
これは玄米入りのバージョンで、原材料をみると、ロシアケーキやロシアビスケットでおなじみのイースト菌の表示はなかったので、なにかべつの理由でロシアを名乗っているのだろう。
こんかいは、新潮社の「旅」という雑誌の盛岡特集を参考にしたので、そこで紹介されていた「盛岡正食普及会」というところへ行ってみた。
ロシアビスケットもそこで買ったもの。
「きょうの玄米ロシアビスケットは、とくべつ厚く焼きあがった」と若主人(焼くのは、大主人であるらしい)。
たしかに、レーズン&クルミのロシアビスケットとくらべると、5枚積みかさねたときの高さが、まるでちがう。
とはいえ、どちらもずっしりと重い。
歩きながら、
南部鉄器は買わなかったのに、どうしてこんなに手提げ袋が重いのか、と悩んだほど。
わたしは、南部せんべいも好き。
買うのは、砂糖やバターのはいっていないゴマだけ。
昔(二十年以上まえ)、盛岡を旅したときは、木造の店がまえの手焼きのお店で買ったのだが、
こんかいは、そもそも町並みがすっかり変わりはてて、どこがどこやらわからず。
朝の6時まえに散歩して、ぐるぐる歩いてみた。
すれちがう女の人は、たいていあいさつをしてくださる。
(呼吸があうので、そうほうで同時に、おはようございます、という感じ。男の人は、見るからにダメ)
川のそばの、病院の跡地という公園で、スズメやヒヨドリが草地の朝露のうえを転げまわって、気持ちようさそうに、しずくを浴びていた。
朝風呂ってところか。
そのあと、朝食というようすだった(ヘンな旅行者には目もくれず)。
実は、わたしは5時には朝食を食べたいのだけれど、ホテルの食事は7時より。
前日にコンビニで買っておいた無糖のヨーグルトを食べつつ、
散歩と読書で、時間をつぶした。