電気石(Tourmaline)
トルマリンは色の種類が豊富である。
紅も緑も、茶もピンクもある。
この標本を見て、熱帯雨林の森のなかを連想した。
深い緑をおびて立ちあがる樹木の、頭上のほうにだけわずかに光が射しこんで、
エメラルドグリーンにかがやいている。
モルフォ蝶がどこからかあらわれそうな、そんな光景がまぶたに浮かんだ
(行ったことも行く予定も、ないくせに)
森に雨がふりはじめると、水蒸気で景色がぼやける。
光の反射によっては、そんな色合いにもなる。
この標本は、各国の業者があつまるフェアで仕入れたもの。
その業者は、口のうまいナイスガイだった(笑)
「あと三つ買ってくれたら、ひとつおまけをつけるよ」という風な。
お買い得なんだか、ノせられたんだか、わからなくなる(笑)
でも、あらためてじっくりながめてみても、
なかなか、麗しい緑色を宿したトルマリンだから、よしとしよう。