螢石と水晶のコラボレーション
淡青色(みづいろ)の、螢石が水晶の結晶のあいまにのぞく。
水平線の、海と空が接するあたりの白くぼやけた色を、ホリゾンブルーと呼ぶが、
ちょうど、そんな色合いの小さな螢石がのっかっている。
この画像は、螢石が反射するところをとらえたもの。
淡青色は、確認できないが、真ん中あたりでひときわ光を放つのが螢石だ。
水晶は、ほどよく山形に結晶がならんでいる。
(画像は、やや上方から見下ろしたかんじ)
今回の夏緑蔭のシリーズで、わたしがご紹介する鉱石の、しんがり。
ブログでは画像をご紹介しなかったが、
このほかに沙漠(さばく)の乾いた風景を閉じこめたような黄色の螢石や、
艶本、千紫(せんのむらさき)に登場しそうな、紫ぼかしの螢石もある。
全体が紫の螢石はめずらしくないけれど、こんかいの標本のようなぼかし染めはめったにない。
透明な水に濃い紫を流したさまがなんともうるわしい。
桔梗(ききょう)や、竜胆(りんどう)を思わせる紫でもある。
さらに、
解放の進んだ中国から輸入されるようになって以来、すっかりポピュラーになった翡翠(ひすい)色の螢石もある。
かつて、紫系や青系の螢石が主流だったころ、
翠(みどり)の螢石は、あこがれだった。
たくさん出回るようになったとはいえ、やはり魅力的な色である。
みなさんも、お好みの螢石をどうぞ。