そういえば「義兄と私」シリーズの新刊のタイトルをまだお知らせしていなかった。
連作のタイトルのなかから、『レモンタルト』をつかうことにした。
内容を直接連想できない、という点で、よいのではないかと(笑)
今回は、カバー絵を描かないので、
ブックデザイナーのかたが、イメージをひろげやすいようなタイトルがよいだろう、
ということで、これにきまった。
直球で、「義兄と私」にするという案もあったのだが(笑)
どうも義兄という文字から一般に受ける印象が、
妙に外国文学くさいものか、
あるいは任侠(にんきょう)くさいものを想像させる。
どちらも本書の内容とまったく関係のないイメージだ。
ならば、排除しようということで、『レモンタルト』にした。
10月下旬刊行予定。
カバーデザインはまだきまっていない。
もうひとつ、かねてから予告している書き下ろしのタイトルは
『白いひつじ』
これは、読めばなっとくなのだが、タイトルだけでは意味不明だろうと思う。
書き下ろしの場合は、なるべく事前の情報なしに(新鮮な気持ちで)受けとりたい、
というかたもいらっしゃるので、
内容については、おおまかな紹介にとどめておく。
例によって(というべき)、部屋さがしをしている学生の話。
大学進学のために上京した若者が、住まいを見つけるまでの、あれこれを描いている。
魔物やバケモノは出ない。
モチーフはひつじ。
だが、この白いひつじは、主人公にとっても終始、謎なのである。
白いひつじの謎が解けるのと同時に、部屋も見つかるという筋だて。
こちらもカバーデザインはまだきまっていない。
今のところ11月の刊行予定だが、
『レモンタルト』が10月下旬なので、もしかすると書き下ろしのほうは12月発売に変更されるかも。
そのあたりは、確定しだいお知らせするつもりだ。
それから、ただいまKotorico 003 を作成中。
長らくお待たせして、申し訳ない。
ようやく、あたらしいKotoricoの登場となる。
こんどのテーマは、お菓子!