ようやく、期限のあった原稿を終えて、
けさはひさしぶりに、ゆったりしている。
すぐ、つぎがひかえているのだけれども。
原稿で、昔のデパートのことを、ちょっと書いているうちに、
現実世界では、またあらたに閉店の報道が……。
そういえば、わたしもこの10年ぐらいは有楽町の西武には
行っていなかったな、と。
(品ぞろえを若い女性にシフトしていたなら当然か)
JRの駅への近道だから、店の前を通りぬけはするけれども。
阪急のほうは、実はオープン時に1度行ったきり。
(数寄屋橋阪急へは行っていた)
わたしの場合は、マリオンの映画館にもめったに行かない。
(過去に1度か2度)
見たい映画を上映していることは、ほとんどないので。
それにしても報道の映像でみる有楽町西武オープン時のひとだかりは、
今からすると異様なかんじも。
わたしはその時代、銀座のライバル店(とは思われていなかっただろうけど)の
社員で、出かけるひまはなかった。
25年か。
長い年月がたったものだ……。
でも、日劇の昔の映像や「有楽町で逢いましょう」の音楽といっしょの報道で、
全体を圧縮するのはやめてほしいな。
平成生まれの人が見ると、あの流行歌の時代と有楽町西武閉店までの50年が、
ぜんぶおなじに思えるだろうから。
「有楽町で逢いましょう」は、同名映画の主題歌で、
わたしの母の世代の青春(!)時代の話なのだから。
洞窟や秘境の探検スペシャル番組によく登場した川口浩が若かったころの
主演映画。
(わたしは、日本映画専門チャンネルで見たことがある)
今はなき「有楽町そごう」が舞台。
有楽町ガード前のぬかるみを見下ろすフルーツパーラーがなつかしい。