昔の川柳に、
助六は江戸一番の頭痛持ち、というのがあるけれども
おかげで助六のハチマキを見るたびに頭痛が。
原稿を終えてほっとしたとたんに、
頭痛に悩まされ、
この3日ばかり頭が使いものにならず。
寒さのせいもある。
けさは雪が4センチほど積もっている。
太陽が出て、とかしてくれるのを待っているところ。
(近所で、雪かきをする音が聞こえてくる。・・・午後になって、とけなかったら、
家のまえだけ、しておこう)
頭痛が治るのを待っているあいだに、
サリンジャーが亡くなったという報道があった。
91歳だったとは。
わたしが学生だった三十年以上も前から、
私生活は謎、というのが伝説になっていた作家だけれども。
だから、サリンジャーの風貌も思い浮かばないし、その必要もない。
ことばがあるだけで十分ではないか、と思う。
原語で読めないので、そのことばのかたちは正確ではないかもしれない。
でも、そもそもことばとは伝達することによって生きるものでは?
などと理屈をつけてみる。
・・・というのが、次回の原稿のテーマでもある。