小学生のときに、社会科の授業で東京のことを勉強する時間があり
(東京在住の小学生だったから)
その副読本だった冊子が、ひょっこり出てきた。
教科書は、とっくに処分してしまったのに、なぜかこれだけ残っていた。
40年前のもの。
表紙写真は、六本木の首都高3号線と都心環状線の合流点上空から
霞ヶ関方面を見たもの。
霞ヶ関ビルの完成直後で、高層ビルはそれしかない。
霊南坂教会の、赤レンガの建物が目立っている。
今、おなじ上空から撮影しても、霞ヶ関ビルを見つけだすのは
容易ではないだろう(教会はもちろん)
東京の地形のことから、産業のことまで、いろいろ書いてある。
「東京地方の一年間の天気」という項目に、
はれ 47日
くもり 210日
雨 140日
しも 42日
ゆき 13日
こおる日 51日
きり 26日
あらし 29日
かみなり 2日
と、書いてある。
けっこうおどろきの、数字だ。
40年後の今、
こおる日と、かみなりの数字は逆転している感じ
(こおる日とは、たぶん氷点下になる日のことで、
寒くウンザリだったこの冬でさえ、東京で氷点下になったのは、
たしか1日か2日しかなかった)
いっぽう、夏場のかみなりは、2日どころではない。その十倍は軽くこえる。
……なんで、こんなものをながめているかというと、
今、とりかかっている原稿で、
「東京の自然史」を書きこんでいるから。
この原稿が終わるまでは、ブログ更新も間遠になる。
それにしても、はやく春らしい陽気になってほしいものだ。
冬ものを着るのは、もう飽きた。