5月の連休前後から、原稿書きに追われ、
夏ものの服を買いにゆく閑もないのだが、
この寒さでは、春ものが新たにほしいくらいだ・・・。
外出があまりできない期間の息ぬきは、
もっぱらテレビ。
資料読みがつづくときは(少し頭を休ませるために)
「食卓での読書」にかえて、
ごはんを食べつつ、テレビで海外ドラマをみる。
すこし前に書いたとおり、
今月は、「ニコラ・ド・フロック」の新エピソードが放送されたので、
それを楽しんだ。
相変わらず上司に「かわいがられ」るニコラ。
この上司、その日のカツラ(の選びかた)によって、
ごきげんがちがう、ということになっているらしい。
今回の新エピソード2話には、
馬で駆ける場面にあきらかな「使いまわし」があったが、
まあ、それははご愛嬌(笑)
(しかも、ドーバー海峡を渡ったはずなのに)
密偵役の少年が、だいぶ育っていた。
前回までは、少女の男装かも、と思えるくらいの顔だちだったが、
今回は、はっきり少年だとわかった。
しかし、もし次回作があるとすると、そのときはもう「少年」ではないだろう。
イギリスやフランスのドラマが好きなのだが、
今はめずらしくアメリカのドラマにもお気に入りがある。
「WHITE COLLAR」という作品で、
もちろん犬顔の人が登場する。
天才詐欺師とFBI捜査官という組み合わせで、
このふたりの、やりとりが、なかなか面白い。
(事情があって、今はいっしょに仕事をしている)
捜査官は、10年つれそった愛妻に贈り物をしたくても
彼女の好みが何なのか、ちゃんとわからないほど仕事に夢中。
すると、3年間、追いつづけた詐欺師から、
「俺の靴のサイズまで知っているのに?」とツッコミがはいる。
捜査官の妻役は、あのビバヒルのバレリー(役の女優)。
だから今回の設定ではとっても魅力的な妻なのに、
ときどきバレリーがあらわれて、たいへんコワイ場合もあり。
1時間ドラマなので、詐欺師の詐欺の手口の表現は、
コミック風。
エピソードとアイテムがすべてで、
細かいことを、あれこれ云ってはいけない。
でも、演出としては洗練されている。
捜査官の上司の服の着こなしがスバらしい。
日本人にはまず似合う人のいない、クレリックのシャツ
(ピンストライプ、カラーとカフスが白)
がよく似合う。
トレンチコートの後ろ姿は、さすがと云うほかはない。