まるで水郷地帯のようだが、
実際はそうでもない。
ところどころに、かつての水路のなごりが
のこっているだけ。
この地域では、7月末にお盆というところが多い。
東京の都心部は7月なかばがお盆で、
それより半月おくれ、となる。
今は、このあたりの旧家も世代交替して、
30代、40代の人が当主の家では、
門先(かどさき)に、茄子やきゅうりがならばなくなった。
このところ、午后になると雷注意報が出て、
パソコン作業を中断することが多い。
だから大気が安定している真夜中に起きて、仕事をする。
仕事のまえに、ストレッチをする。
そのあいだだけ、テレビをつける。
報道番組があればありがたいが、
マスメディアというのは、少数派の需要にはこたえないので、
しかたなく、各種のアーカイブスを見る。
SL映像館をよく見ることは、すでに書いた。
昭和40年代のものが多いが、なかには60年、61年という画像もある。
観光用ではない現役のSLをわたしが見たのは、
(関東周辺では)昭和40年代が最後だった。
余部橋梁を走るSLの映像を見ておどろいたのは、
線路のすぐわきに、見物する人々がいたこと。
はじめは、保線作業員なのかと思ったが、
どうも一般の人たちが、ながめを楽しんでいるようす。
たしかに、高さとSLを同時に満喫できる豪快なながめだっただろう・・・