きのう、高崎の群馬県立美術館で開催中の
野又穣(のまた・みのる)さんの展覧会にでかけた。
このたびは新旧の作品100点あまりを見ることができる。
磯崎新氏の設計による美術館の展示空間のなかに、
ここちよくおさまっている。
実はきょう(29日)が最終日。
わたしは、最終日前日に、どうにか時間をつくることができ、
ふだんは家にこもっている土曜日の外出をした。
「デカルコマニア」を好んで読んでくださっているかたには、
野又さんの作品世界もぜひおすすめしたい。
あるいは、気球とサーカスと灯台とアクアリウムと水晶宮など
19世紀アイテムの新解釈にふれてみたいかたには、うってつけ。
高崎の近くにお住まいであれば、ぜひ。
家にいても暑いので、ちょっと美術館へ出かけてみるのもよいのでは。
最終日前日のきのうも混雑はなかったので、
きょうも大丈夫だと思う。
売店の人が、「きのうは野又さんがお見えになって4時間ちかくご滞在でしたよ」と。
一日ちがいで、ご本人にお目にかかる機会をのがしたのは残念だ。
だが、作品をたっぷり堪能できて満足だった。
高崎は、とっても暑かった・・・
(駅舎の工事中により、タクシーのりばに行くまでに、
さんざん日をあびた)
美術館への道筋には、
トチノキが植えられて、涼しい木陰になっている。
はやくも果が、たわわに実り、
頭のうえに落ちてきたら、痛いだろうな、というようすだった。
「だるま弁当」を手にいれて帰宅(家に持ち帰って夕飯にした)
学生のころ、信越線で軽井沢にゆく道中、
高崎の「だるま弁当」か横川の「釜飯」かを迷い、
軽井沢につくまでに昼をすませるには高崎で弁当を買うほうが
つごうがよかったので、「だるま弁当」を選ぶことが多かった。
というわけで、久しぶりの「だるま弁当」だ。
茶めしに、栗の甘露煮や山菜漬けやタケノコやシイタケやゴボウ、
鶏肉、コンニャク、花豆煮など盛りだくさん。
この御菜(おかず)の多さが、なんともうれしい。
(お値段が変わったほかには、大きな変化はないように思う)
学生のころは、ご飯の量もちょうどうよかったが、
今は少し多い。
信越線の当時は、電車の窓から駅売りのお弁当を買った。
このたびは、新幹線の改札内の売店にて。
弁当をひろげるまもなく1時間弱で東京についてしまうから、
本来は、お弁当は要らない。