きのうは最高気温が25℃と、
この季節の平年なみになったこともあり、
おおよそ40日ぶりに、遠いほうの駅まで歩いてみた。
(20分ほどの道のり)
夏日や真夏日がつづくあいだは、バスを利用。
このところの雨で、植物もひといきついたらしく、
夏枯れは、思ったほど目立たなかった。
野川は、いったん夏枯れしたあとに、
またあらたに芽吹いたのか、
いつもの秋とちがい、背のひくい草ばかりが目立った。
『野川』の音和くんが目にしたような、
草ぼうぼう、の風景ではなく、
草がすこし伸びてきた晩春のよう・・・。
それでも、
近くのナツメの実が紅く色づいているのを見れば、
たしかに秋なのだとわかる。
時計草の果実も、黄色くなっている。
その果実の数は、ずいぶん多い。
この夏のあいだに、盛んに花をつけたのだろう。
(わが家のノウゼンカズラもそうだけれど)
南国の植物にとっては、寒いよりは猛暑のほうがよいらしい。
今年は黄色のオシロイバナばかりが目につく。
昼間の散歩のときは、しぼんでいるが、
フォー・オクロックの英名どおり、
夕方、外出の帰りがけにもう一度通りかかったときは、
よい香りとともに、花を咲かせていた。
萩の花は、どこの庭さきでも、もう終わりかけていた。
気温とは関係なく、季節はすすんでいる。
秋海棠はまだ。
水引の紅が目に染みた。
イチジクを買ってきた。
えび茶色の皮の。
品種名はわからない。
皮ごとそっくり食べられる。
ストロベリーレッドの果肉があらわれる
(本来は、花の部分だけれど)
甘くておいしかった。
この秋は梨がおそろしく高く、
味のほうは今ひとつなので
イチジクのできがよいのはうれしい。