これは武蔵野公園のカエデの林。
まだ黄葉していないので、
春か夏のようでもある。
ひさしぶりの野川さんぽ。
ちょうど草刈りのさいちゅうで、
夏に茂った草が刈られて、川べりの土手はきれいになっていた。
猛暑の夏じゅうは、なんだかよくわからないイネ科の草が
ぼうぼう生えていたところ。
川ぞいの農家では、
かつて栗林が多かったけれども、
ちかごろは、キウイの果樹園が目立つ。
今は収穫時期のようで、たくさんの実がついていた。
土手の植え込みでは、コムラサキシキブが実があざやかだ。
夏のなごりの、オシロイバナもハナゾノツクバネウツギも咲いている。
いっぽう、かりんや柿が実っている。
もみじはまだ青い。
けやきの、てっぺんのほうだけ、橙色になってきた。
国分寺崖色のスカイライン。
この日は、雲ひとつない晴天だった。
ほんのすこしだけ紅葉している。
『野川』で音和たちが、鳩の飛行訓練に出かけたのは、
11月の下旬。
まもなく、カエデも色づきはじめる。