アメジスト ブラジル産
すみれ色といえば紫を連想し、
紫と聞いて、いちばんに思い浮かぶ鉱物といえば、
やはり紫水晶だろう。
しかしながら、水晶は合成されたものが多く、
紫水晶(アメジスト)も着色されたものが出回っているので
注意が必要だ。
これは、正真正銘の天然もの。
しかも、これほど大きい結晶はめずらしい。
透明感のある紫色が魅力だ。
角度によって、透明にも、淡い紫にもなる。
水晶ならではの、
さざなみのような波紋がうるわしい。
上の画像は、結晶の一部を拡大してみたところ。
クリード石 ネバダ州産
これまでもなんどかご案内しているクリード石。
今回は、まったく印象のことなる2種類のクリード石を
ごらんにいれようと思う。
まずはじめは、北米のクリード石。
光を透かしてみたところ。
とっても薄くて繊細。
すみれ色の羽をまとった蝶のよう。
(ミネラライトで光る)
クリード石 メキシコ産
こちらは南米産の標本。
とげとげのボール型。
ざらめでくるんだ オレンジキャンデイ。
(ちょっと食べにくい)
ウニに見えなくもないが・・・
透明感のあるオレンジ色が、
くだものや菓子を連想させる、おいしそうな標本だ。
螢石&水晶 モロッコ産
レモンイエローの螢石と、乳白の水晶のコラボレーション。
だから見た目はごらんのとおり、
お菓子じみている。
レモンとヨーグルト味のキャンディとか、
レモンとはちみつのキャンディとか、
そういった、たぐい。
第1弾のご案内は以上だ。
撮影時間のつごうで、ブログで写真をご案内できなかった石のなかにも
魅惑的なものがある。
(今回は、クリスマスシーズンらしく、選りすぐりの標本をあつめてあるので)
螢石&大理石のコラボレーション(メキシコ産)
これも、うっすらとした紫とマーブルの対比がおもしろい。
淡いばら色の螢石(メキシコ産)
古風な濃紫の螢石(メキシコ産)
そのほか、あられ石や、
緑の色合いが、ちょっと変わった銀星石など。
標本を選ぶさいは、鉱石倶楽部の画像も参照してほしい。
(鉱石の特徴がよくわかる)
ところで、
今ごろ、ギンモクセイがうっすらと薫ってくる。
さがしても、どこに木があるのかわからない。
花の薫りは、そういうものだ。
第2弾もおたのしみに!