という場面に遭遇するのが、
近所のスーパーのレジ。
レジ係がやおら包丁とまないたをとりだし、
葉もの野菜の茎や葉を落とすサービスをしている。
それを頼む人が意外に多い。
あるいは、包装カウンターにそなえつけのゴミ箱へ、
みずから捨ててゆく人もかなりいる。
家庭の生ゴミをふやしたくないから、だとは思うが。
大根の葉っぱつきがあったら、
わたしなど大喜びだけれども。
「栄養だ、ごちそうだ」と思って。
産地の人はおどろくかもしれないけれど、
わたしの家のあたりのスーパーでは
葉っぱつきはめったにお目にかからない。
カブの葉っぱを捨てている人も見かける。
ブロッコリーの芯は、
さすがにその場で切り落とすと鮮度が落ちると思うのか、
そのまま持ち帰るようだけれど、
自宅ではあたりまえのように
捨てる人が多いらしい。
あれ、
生のときはすごくかたいけど、
加熱するとほくほくになる。
つぼみの部分とはまったくことなる食感で、
甘みもあっておいしい。
わたしは茎も葉もたべる。
食物繊維だもの。
だからブロッコリーは捨てるところがない。
ニンジン、大根も
皮をむかない。
カブはもちろん。
わたしは肉類をほとんど食べず、
牛乳もヨーグルトの材料とするのみで飲まないし、
運動もあまりしないけれど、
(鶏のひき肉や、手羽肉はたべるからベジタリアンではない。
かつおのだしや、じゃこもたべるのでマクロビ実践者でもない)
ちかごろ骨密度というのを計測したら、
(年齢に応じて)正常とのことだったので、
野菜類から摂取するカルシウムで足りているようだ。
国産野菜は、とっても甘い。
だから煮物でも砂糖はいらない。
ドレッシングも不要。
でも甘すぎると思うこともある。
もうすこし、むかし風に、苦みやアクがあってもよいような気がしている。