野菜干し好きの人には、
いまさらというかんじではあるけれど、
干したキュウリは
生とは別種の食感をたのしめる。
さらに、
干しキュウリを炒めものにすると、
旨さは倍増。
キュウリを生でしか食べたことのない人は、
一度ためしてみてはどうだろう。
わたしは、
もともとキュウリのきんぴらなど作っていたので、
加熱することに違和感はなかったけれども、
干したあとで炒めたときの
パリパリした口当たりは新鮮な感覚だった。
干し野菜好きの人たちのあいだでは、
干しキュウリをほかの干し野菜や肉類とまぜて
チャーハンにするのが王道のようだ。
自宅で玉子料理をつくらないわたしは、
玉子ぬきの、たんなる炒めごはん。
大根も干すとおいしい。
ブランド大根ではなくても、
うま味がでて、
得した気分になる。
さすがは、太陽の恵。
晴れた日には、
大根、ニンジン、レンコン、
キュウリ、トマト、ピーマン、
エリンギ、しめじなど、
あらゆるものを干す。
使いきる前に、
冷蔵庫で古びてしまった野菜も
(買ってきてすぐに、下ごしらえできないときもあるから)
もちろん干す。
これを炒めると、古さを感じない。
このところ、晴れると強風が吹くのが難点。
ネットにいれて干しているけれど、
なかで、ごちゃごちゃになってしまう。
重石をいれると、
ベランダの手すりにゴンゴンぶつかって、
うるさい。
おだやかに晴れる季節が待たれる。