ベランダのエアコンの室外機のうえに、
なにやら、きらきらしいものが・・・
近づいてみたところ、
タマムシらしきものが、
ひっくり返っていた。
脚を折りたたんでいる。
触覚もない・・・
だから、たぶんもう昇天している。
そう思ったけれど、
長らく昆虫とのつきあいがないわたし、
すぐには、触れない。
しばらくながめて、
これは、もう動かないよね、と思いつつ、
こわごわ、表がえしに。
やはり、玉虫だった。
箪笥のなかに入れておくと、
衣裳が増える、という俗信があるけれど、
甲虫とはいえ、
有機物を箪笥にいれるのは、
キケン(蟻がやってきそう)。
というわけで、
わたしは『箪笥のなか』の人たちとは、
もちろん別人。
箪笥も持っていないし
虫も苦手なのだ。
(子どものころは、平気だったけどね)
それにしても、
やはり玉虫は麗しい。
この玉虫のタマシイは、
もうどこかをさまよっているはず・・・
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