ただいま庭で、
コガネグモが巣をつくっている。
光の具合で、巣が見えず、
コガネグモは空中に浮かんでいるよう。
ほんとうは、画像をいれたかったけれど、
鮮明すぎてヒンシュクをかいそうなので、
やめておく。
巣の修復中らしく、
しきりに脚を動かしているのが、
なんともウツクシイ動きで、みとれてしまう。
毎年のことだが、
この季節、ウチの庭はクモの巣だらけ。
でも、クモたちは害虫を始末してくれる。
だから、わたしは彼女たちの仕事のじゃまをしない。
天の網というものがある。
その網目は粗いようであっても、
悪事を見逃さないといわれる。
群像12月号に掲載予定の短篇のタイトルは
その天の網にちなんだもの
「テンモウカイカイソニシテモラサズ」
このところ、短篇を書くことがマイブームになっている。
これもそのひとつ。
お楽しみいただければ、さいわい。