画像はタイトルとは(あまり)関係がなくて、
(微妙に関係性も生まれているが)
サダハルアオキの店の「スイーツ5点盛り」が
おいしいよ、と耳にして出かけてみたときに
撮影したもの(5点以上あるゾ!)
プチケーキというのは、
ふつう密度が濃くて、
見かけのわりにズッシリしているものが多い。
5点盛りは、ちょっと重たいかも、と思ったけれど、
こちらの生地は、サクサクっとして軽く、
クリームの口どけもよくて、
文字どおりサクサクとたいらげてきた。
ひとつずつ、色合いも食感もことなり、
繊細につくられている。
帰りがけにおみやげとして買ったマカロンも
おいしかった。
さて、金魚の話。
江戸語では、いねむりのことを
らんちゅうと云うこともあったようだけれど、
金魚のらんちゅうかどうかはわからない。
でも、『金魚図鑑』のなかには、
鼻チョウチンの金魚の画像がいくつもあって、
金魚も、こんなにリラックスするのだなあ、と
新発見。
『金魚図鑑』が目につくくらいなので、
もとからの金魚好きだけれど、
これまでの図鑑では、
マニア垂涎のゴージャスな金魚がどんなものか、
実態はいまひとつ理解できていなかった。
この図鑑で
金魚の鑑賞のしかたが
これまでよりもよくわかった。
納得の画像が、
適格なコメントとともに添えられているからだ。
岡本かの子の『金魚繚乱』で描かれる金魚の姿が、
『金魚図鑑』を参照すれば
いっそうよくわかる。
または、室生犀星が、
金魚にいれこんだあげくに、
『蜜のあわれ』まで書いてしまった心情も、
なるほど!
ところで、なぜにわかに金魚がブームになっているのか、と
謎に思っていたら、
若者たちは、リアル金魚絵師やコミックで
金魚に親しんでいたのだと、
いまさら理解した。
深堀隆介氏の金魚養画は、たしかに魅入ってしまう作品だ。
アナログ作品なのに、
デジタル世界にぴったりとハマるところが
スゴい。