毎年、
クリスマスの恒例となっている
桑原弘明さんのScope展が
今年も京橋(東京)のギャラリー椿にて開催中だ。
このたびのテーマは「雪の女王」。
繊細な垂氷と氷でできた真っ白な宮殿に、
心をうばわれる。
Scopeのなかとは思えない奥行きのある氷の広間には、
シャンデリアが吊りさげられている。
その反射の煌めきが、床に映り、
真珠光沢のゆらぎを生みだす。
めくるめく世界に、惹きこまれる。
「星を売る店」というタイトルの作品では、
天窓のある吹き抜けの室内に、
「星」が鎮座している。
あたりが暗くなると、
「星」は淡青い光をおびて
そのなかにホログラムのような彗星があらわれる。
いつのまにか天窓は鏡となっていた。
なんとも豪華なシアターだ。
26日(水)が最終日。
(日、祭日は休廊なのでご注意を)