やはり、おなじ日にまとめて観たい。
ちょっと無謀な考えを起こして、
連休の谷間なら空いているかも~と上野へ向かった。
期待どおり、かなり空いていた。
展示作品は大型が少なく、宮廷サロンサイズなので、
混雑していたら、鑑賞するのはたいへんそう。
一日を選んで正解。
「きょうはラッキー」な日だった。
しゃがんでながめたり、横から眺めたり。
(尖筆デッサンは、やはりその尖った線を
いろんな角度で確認したい)
ラファエロ展の「大公の聖母」もじっくり鑑賞。
修復技術による、絵具の鮮やかさにびっくり。
学生のころに、ぼけぼけスライドを鑑賞していた者にとって、
この発色は、衝撃的。
どれも「塗りたて」のように艶やか。
細部もくっきり。
同行者が
「うわぁ、猫の顔かと思ったらサソリだった!」と云うところの
額の飾りも、くっきり。
ミュージアムショップには、そのサソリグッズがあった・・・。
ハガキは、わたしのキライなピカピカつるつるタイプだったので、
ほとんど購入せず。
紅茶やお菓子も興味が持てず(高すぎる)。
なにやら???な品々もあり。
(少女まんがの好みって細分化されているので、
路線がちがうと、まったく世界観を共有できない)
ダ・ヴィンチ展は、
「受胎告知」展の思い出にひたりつつ、
今回は油彩画よりもデッサンやスケッチを楽しんだ。
また、ダ・ヴィンチ考案による結び目の、
バロック先取り的な(結社的な)めくるめく銅版画に
注目してしまった。
のちのカリグフィの製作者たちは、これを参考にしたのだから。
最後に都美術館のミュージアムショップで
「世界の美しい鳥」の本を見つけ、
本日いちばんの大フィーバー。
ううむ、やはり鳥なのよね~。
まるっこい小鳥写真満載で、もう大満足。