東京六本木でで開催中にブログでご案内できなかったけれど、
ただいま、大阪・国立国際美術館にて開催中。
それはそれは素晴らしいものです。
「紅いし、タペストリーだし、
あまり興味ないなあ」などと
青色紺色を嗜好するわたしの読者のかたは思うかもしれません。
でも、この青い天幕を目にするだけでも
出かける価値はありますよ。
(なんで、東京で開催中に知らせてくれないの!と
怒らないでください。ごめんなさい。
わたくしごとで、取り込んでいて余裕がなく)
と云いつつ、わたし自身は一度目の興奮が忘れられず、
2度も出かけてしまいました。
(最大級の息抜きが必要な状態だったので)
鑑賞券1500円×2。
でも3000円も惜しくないというくらいの見応え。
フランス的修復の方針が、日本とちがうところも
注目です。
天寿国繍帳をこのように修復することなど、
ありえないでしょう。
それはそれ。
考え方のちがいです。
めまいのするような千花文様(ミルフルール)を
こころゆくまで堪能できます。
会場に足を踏みいれた、その最初の印象を
存分に味わっていただきたいので、
よぶんなことはあまり云わないことにします。
どうぞ、楽しみにお出かけください。
修復の過程をあまりくわしく知ることはできませんでしたが
(会場で上映のフィルムは見なかったので)
工房での写真が一枚ありました。
テーブルのうえに、どうみてもそれは
MUJIのトレイよね、というものが。
そうそう、あれは糸巻にぴったりのサイズだもの。
フランス人、お目が高い!と思ったしだいです。