寒くなりましたね~。
ホットチョコレートが飲みたくなる季節です。
きのうは、読書三昧の一日だったので、
ポリフェノールをたっぷり吸収しようと思い、
おやつにホットチョコレートを豆乳でつくりました。
しあげに、デメルのすみれの砂糖漬けを一粒。
その名のとおり、菫色の砂糖漬けなので、
チョコレート色ともよく調和しますが、
もちろん、沈んでしまいます。
薫を楽しむものです。
石けんや香水でおなじみのあの薫ですから、
ちょっとクセがあります。
人によっては、好ましくないと感じるかもしれません。
フレーバーつきのお菓子が苦手な人には不向きです。
さて、読書を。
石田千さんの新刊の『きつねの遠足』には、
本との出逢いのさまざまが記されています。
子どものころの
大好きな本ほど食べこぼしや落書きでボロボロになってしまう
ようすが、絶妙な石田節で語られてゆきます。
もちろん、思春期やおとなになってから出逢った本の話もあります。
(『となりの姉妹』について書いてくださった
ありがたく、もったいない書評も収録されています。
母と娘のかんぴょうのやりとりに、
注目してくださったことを思いだしました)
落書きだらけの子ども時代の本を
わたしは長年実家の天袋に置いたままにしていました。
この夏、実家の引っ越しで整理したさい、
忘れていた本があらわれました(つづいて、お別れしました)。
愛着を持っていたであろう本のうえにクレヨンで
「ひらがな」の練習をしてしまう子どもの心理は、
わがことながら、もはや思いだせません。
いまなら、
大事な本はさまざまな不安要素(湿気、ホコリ、カビなど)を
避けるべく、最大限の注意をはらうのに。
ひらがなの「あ」と1「め」と「ゆ」が
とことん苦手だったようです・・・。