この名前はベスビオス火山を連想させますが、
まさにその地で発見された鉱物です。
このたびの標本は中国産ですけれどね。
文學界11月号に掲載した
「ポンペイのとなり」の原稿にちなんで、選んでみました。
かなり存在感のある大きな結晶です。
色合いは薬草酒のよう。
つまりコークですね。
コーラキャンディというのが、昔ありましたが、
そんな感じです。
平坦な面があるのは、ベスビアナイトの特徴です。
ガンクロに撮れてしまうため、
ウツクシサをなかなかお伝えできないのが悩みです。
四角い結晶とキャラメルシロップの茶褐色が好きなかたには、
オススメの標本です。