去年の今ごろ、
トゲを刺して診療所へ行った話を
ブログに書いたと記憶しています。
あれ以来、家のなかでは気をつけていたつもりだったのに、
またしてもこの年末に指を負傷してしまいました。
カゴのササクレが、刺さりました。
そもそも、カゴ類が多すぎるのかもしれません。
カゴ好きです。
タケでもアジロでも、ラフィアでも。
日本製、バリ島製、ベトナム製、中国製、北欧製と、
なんでもありです。
小さなカゴから大きなカゴまで。
ずいぶん昔に、出前持ちの人が使うような
丈夫で底の深いカゴを買いました。日本製です。
もう三十年くらいつかっています。
いまは脱衣カゴ(にしては、深すぎるんですけどもね)に。
先日、中の衣類を取りだそうとして、
手を突っ込んで、
カゴの内側にできていたササクレに指を直撃してしまいました。
丈夫なカゴでしたが、三十年という経年劣化により、
ところどころが網目から飛びだしていたのですね。
素材が丈夫なだけに、小さな刃物のような威力です。
運悪く、爪と指のあいだを直撃してしまい、流血騒ぎに。
さいわいにトゲが刺さったわけでもなく、
出血がおさまったので、やれやれ、と思っておりましたら、
やはりカラダのほうも経年劣化しておりますので、
免疫力が低下しているらしく、
傷口付近が腫れてきました。
というわけで、皮膚科へ。
なるべくぬらさないように。
薬をつけてガーゼと包帯でカバーする
(バンドエイドの類は、ムレて治りを遅くするので使わないように)
――と云われても~
右手親指なので、たいへんです。
腫れはそれほどひどくないから、2,3日で治るでしょう、と
云われたのが、せめてもの救い。
実際、2日後にはほとんど痛まなくなりました。
右手親指ですと、包帯を巻くのもひと苦労。
わたしの場合、左手がまるで役立たないので。
軽傷ですんでなによりでした。
爪のまわりは、悪化させるとたいへんです。
若いときは、すぐに治った傷も中高年になると・・・。
なにより、からだのセンサーが鈍っています。
カゴの深さとか、距離とか、
そのなかのものを摘まみだすのに必要なチカラかげんとか、
かつては無意識に脳が判断していたはずのことを、
いまは意識的におこなわないと
大惨事を招きます。
引きだしをあけて、スプーンを取りだしたところ、
手がすべって、それを落とし、
シンク下のへんな隙間へはいりこんでしまったのを
しゃがんで拾って
立ちあがろうとしたら、
あけっ放しの引きだしに頭を直撃、なんてこと
10年まえにはなかった・・・。
こういう日常のこまごましたことにも、
短期記憶とか、無意識の判断とかが
かかわり、それが年齢とともに鈍っているのだなあ、
とつくづく感じるきょうこのごろです。
大そうじの季節ですから、みんさんもお気をつけください。