けさの空ではありません。
リビングルームは東向きの窓なので、
夜明けの空が、刻々と移りかわるようすを
ながめながら、朝食を食べています。
日の出時刻の30分ほどまえ
暗闇が明けてくる暁の空がなんともアヤシイです。
熟した柿のような色です。
画像では、いまひとつその燃える火の色を再現できませんが。
昨日、桑原弘明さんの〈SCOPE〉展に行ってきました。
今回は、バロック風の廃墟や、ロマネスク風の聖堂など、
燭台の灯に照らされた石造建築や、
鏡や卵などが印象的につかわれています。
鏡と鏡のあいだに迷いこみ、、
繁茂する緑の庭を堪能できます。
昼と夜の光景の差異に、
毎度のことながら、魅了されます。
アイテムのすべてをとらえる視力がなく、
妄想するしかないこともあります。
たとえば、ロマネスク風のマリア聖堂には、
お約束のざくろが置いてあるのですが、
パックリと割れ、つぶつぶがのぞくところまで
表現されているのに(桑原さん談)、
それを肉眼で見るのはむずかしいのです。
(若者には見えるかもしれません)
桑原さんのツイッターに、製作中のざくろの拡大画像が
あるそうです。
(わたしは桑原さんの手もとのスマホで拝見しました)
会期は12月25日(水)まで。
いつもお知らせしていますが、SCOPEのなかをのぞくには
〈作品公開〉時間にあわせて出かけることが必要です。
13:30/15:30/17:30です。
最終日は15:30の公開で終了です。
また22日(日)は休廊ですので、お気をつけください。