年末にくらべ、少し寒さがやわらいだような気のする朝です。
諸事情により、いつもどおりの1日のはじまり。
夜明けまえの空は、ふだんより澄んでいます。
せっかくの新月の空で、星空観察には最適のはずが、
近所の航空自衛隊基地に新しくできた鉄塔の
頂でチカチカ点滅する光がじゃま。
年末にCS放送のAXNで、
「パーソン・オブ・インタレスト」のセレクト放送があったので、
それを録画しました。
(シーズン1とシーズン2のなかから、16話をセレクトして
集中放送するというプログラム)
去年から、ずっと楽しみに観ている番組。
設定もシナリオも役者も秀逸。
一話一時間のドラマなのに、その密度はおどろくべきもの。
イギリスやアメリカのドラマを観ていていつも思うのですが、
虚構空間でのリアリティのありかたが、
(その求められるレベルが)
どこかの国のドラマとは途方もなく次元のちがうところにありそう。
どこかの国も、コミックやアニメーションの最先端では、
虚構におけるリアリティのありかたを、
じゅうぶん現代的に表現していると、思われるけれども
実写のほうは、旧式のリアリティのまま。
(つまり、ウソくさいだけの世界)
保存会でもあるのかと思ってしまうほどです。
(ごく稀に、完成された虚構と役者がそろうドラマがあるにはある)
しばらくDVDデッキの録画機能が使えず、
忙しくて買い換えもできないままだったため、
見逃した放送が数々ありました。
(ひきつづき「パーソン・オブ・インタレスト」の話題です)
年末に、とうとうシーズン1のブルーレイディスクを購入。
同時にデッキも買い替えました。
というわけで、この年末年始はずっとこの番組だけを
観ている状態に。
字幕で観るほうが好きなのですが、
日本語版のキャスティングはかなりよいと思います。
アニメーションでは少年声でおなじみの浅野まゆみさんの
カーター刑事は、ぴったりハマっている感じです。
高度に進んだ情報社会では、
その中枢というものがない、という
エッシャーのあの展覧会場の絵のような状態(状況)を
魅惑的なエピソードとともに描く番組です。
(というのは、わたしの解釈で、大筋のテーマは犯罪予知です)
シーズン3の放送が楽しみ。
あと「シャーロック」の新シリーズも。