大晦日から4日間、一歩も玄関の外へ出ることなく、
通常どおり家で仕事を。
あけて4日に、ゴミ出しのために玄関を出て、
郵便受けをのぞきに行きました。
6日、今年はじめて街中へ。
といっても近所へ買い物に出かけただけ、です。
家ごもりが日常であるわたしには、食料がつづくかぎり
家のなかにとどまることはなんの問題もありません。
少しだけ娯楽もありました。
CS放送の年末年始は、海外ドラマをシリーズごとに
集中的に放送してくれるので
見逃した番組を録画して、それをまとめて観ました。
「パーソン・オブ・インタレスト」のほかに「ARROW」も録画。
テレビ以外のお楽しみは、
ふわふわ、まんまる、てんこもりの
『エナガのねぐら』という写真集でした。
(写真・文 松原卓二さん 東京書籍)
どれもこれも、羊毛フェルトのつくりもののようです。
とはいえ羊毛フェルトの実物大エナガちゃんより、
ほんもののほうが、はるかに軽いと思います。
羽毛ですからね。
エナガは、その名のとおりに尾が長い小鳥です。
体長は、13・5cm。
これは日本最小の鳥といわれるキクイタダキやミソサザイの
10・5cmにくらべて
大きいような印象ですが、
本体だけならば、エナガのほうが小っちゃい。
〈群像〉で書いた「ぼくの大伯母さん」に登場する霊園は、
わたしの散歩コースにあるのですが、
そこでは、エナガやメジロなどの小っちゃい鳥たちが
いっしょくたの群れをつくっています。
常緑樹の、こんもりした緑のなかで、
ジュルジュル、チーチー、ジュリジュリなど、
相当数の、さまざまの小鳥たちのおしゃべりが
聞こえてきます。
もちろん姿は見えません。
ときおり30羽から50羽くらいの集団で
霊園内のべつの樹木を目指して飛びたちます。
地面の木の葉のなかに埋もれていることもあります。
どれがどれやら(遠目にはみんなスズメに見えてしまいます)
葉っぱとも区別がつきません。
混群でいると、とってもにぎやかです。
みんな元気に冬越ししてほしいです。