台風が去り、急に季節が進みましたね。
友人が自宅のイチョウの木から採集した
銀杏を、封筒つきで送ってくれました。
(なんて簡単に書いていますが、採集してから
洗って干しての作業はどれだけたいへんだったことか、
感謝、感謝です)
わたしは、この友人のおかげで
去年の秋にはじめて知ったのですが
電子レンジで、加熱してもちもち翡翠色の
銀杏を味わうことができるのですね。
”酒呑みのつまみだから、下戸(のまゆみちゃん)には
今まで送らなかったけども
色がキレイだからね、と友人のメモ”
封筒に10粒ほどいれて、口を三つ折りくらいにして
電子レンジ500Wで50秒~60秒。
封筒のなかで爆発しますが、分厚い封筒を選べば大丈夫。
ちなみに友人は三井のリハウスさんの封筒つきで送ってくれました。
(講談社さんや新潮社さんの封筒でも大丈夫でした~)
友人いわく、採れたての銀杏ならではの食べかた、だそうです。
時間がたつと殻が堅くなってしまい、
電子レンジでの加熱はキケンになります。
銀杏農園のかたのHPを見ると、
銀杏割り器で「必ず」殻に裂け目を入れてから実行するように
と書いてありました。
逆に裂け目を入れて実行するなら、
(採れたて)ではない
市販の銀杏で試してもOKなのでしょう。
また、この方法をずっと昔から知っているという産地のかたは、
電子レンジ用のフタつき耐熱容器をつかう、とのことです。
封筒内での爆発が激しすぎて、封筒が破れる危険があるからです。
「茶封筒で簡単に」というフレーズで広まっているためか、
Q&A系のサイトには
茶封筒がないので買ってこなくちゃ、という人までいました。
それは、極端な例としても
産地のかたがおっしゃるように
フタつき耐熱容器のほうが安全かも。
この食べ方をすると、
銀杏って、そういえば翡翠色だよね、と思だします。
茶碗蒸しにはいっているイメージで、
ついつい黄金色で連想してしまう。
一般的には殻の色をさして「銀」、
アーモンド型によって「杏」の字をつかう、と説明されます。
まあ、命名はイメージですから産地によってさまざまな説があることでしょう。
黄金、銀、翡翠と、いずれにしても豪華ですね。
もちもち翡翠色の銀杏は、最高にオイシイですが
(酒飲みにはたまらないつまみだと酒豪の友人)
食べ過ぎてはいけません。
1日10粒が限度。
それに糖質でカロリーも高い。
1粒で4Kcalくらい。上白糖小さじ1杯とおなじ。
季節の恵だからこそ、
ほどほどに、味わいましょう。