週末あたりから、UK配信のニュースとして
話題になっている
黒/青 or 金/白ドレスですが、
わたしには金と白にしか見えず、
当初はなにが問題なのか、
さっぱりわかりませんでした。
ドレスのデザイナーが撮影したべつの画像では、
背景によぶんな光がないため
黒と青のボーダーに見えました。
つまりこのドレスは金と白ではないのです。
それでようやく問題を認識。
黒と青のドレスだと判明したあとでも、
脳内認識は修正されず、
最初に配信されたトルソ(モデル?)着用の写真を見れば
やはり、金と白。
白の部分が、やや青みがかっているかな、という感じではあるので
金と青かもしれない、とは思う。
でも黒はどこ? というのは変わらず。
わたしが視聴した報道番組では
18%の人が金/白に見えると回答、と伝えていました。
美術大学の色彩学の先生は
周囲の光を、脳がどのように認識するかで異なる回答になる、
とコメントしていました。
ちなみに、わたしは学生時代、
色彩学の成績がたいへん悪かったので、
そもそも美大に進学したのがまちがいだったのかも、と思えてきました。
わたしがいつも撮影している鉱石の画像も
わたしが認識しているのとはちがう色彩で、
読者のかたたちがご覧になっている
可能性もありますね。
ディスプレイの環境によっても変わりますから、
ますます複雑です。
さきのドレスの色の対比でいえば、
わたしの場合は、多数の人が黒に見える色が
金に見えてしまうのですから、
ゴージャスな標本のつもりで紹介している鉱石が
読者のかたには
ただの黒い石にしか見えない場合もあるのだと、
認識しないといけませんね。
そう云われてみれば、
夕方の街で
(おおげさに)見て見てあそこに金色の~が!!!と
叫んで、友人に、
なにが?
と云われることが過去に多々あり、
もしかしたら、わたしの脳内でだけ起こっている
現象だったのかも、と
いまさら合点したしだいです。
ビルの屋上の給水塔とか、電波塔とか
そういったものに黄金のふちどりができて、
そこだけ融解しかかっているかのように
ひかり輝く、というのを目撃して騒ぐのですが……。
実は、おお!!!と意気ごんでデジタルカメラで撮影しても
どうしても、その黄金をとらえることができず
もどかしい、という経験をしてきました。。
夕景撮影は、もともとむずかしいですけれども
腕のせいばかりではなさそう。
高性能のカメラは、現実をとらえているだけなのですね。
つまり、
わたしの妄想がはげしい?