消耗する季節ですね。
夏生まれのわたしは、本来は暑さに強いほうでしたが、
齢のせいか異常な高温のせいか、
元気いっぱい、というわけにはゆかなくなりました。
とはいえ、真冬の寒さよりはよいような気もします。
給湯器が故障し、
五日間ほど湯船に浸かれませんでした。
シャワーは使えたのですが、
わたしは夏でも「お湯に浸かりたい」派なので、
ちょっと不自由でした。
毎度のバスタブのそうじを省略してもよい、という面では
楽だ~と思いました。
お湯に浸かるといっても、
わたしは夏も冬も半身浴です。
肩までは浸かりません。
リラックスしたいときは、精油を数滴たらしています。
ラベンダーや、柑橘系のブレンドを。
精油の価格はブランドによって極端にちがいますが、
価格の手頃なものは化学的に合成された製品ですから
それを避けるためにあるていど信頼できるブランドを選んでいます。
低価格の合成品のひろがりによって、
(フランスなどの)良質なラベンダーをつくる園芸農家が経営的に圧迫され
生産者も生産量も減少する傾向にあるそうです。
日本の茶摘みもそうですが、
収穫期にだけ人手を必要とする産業では、
地域在住の季節労働者が頼りです。
しかし
熟練した地域の助っ人は
どの国のどの地域でも高齢化の傾向にあるようです。
きょうの画像は
かなりのカブキぶりの時計草です。
知人が庭で咲いたものを撮影して送ってくれました。
この品種には香りもあるそうです。
園芸品種では
作出家と鑑賞者の欲望により、
「派手さが止まらない」状態になりがちです。
江戸時代のオモトの過熱ぶりなど、
いったいどうしたことかと呆れるほどですが、
それが江戸屋敷にいた武士たちの日常生活に組みこまれていたのですから、
なおさら江戸時代とはおかしな時代であったと思います。
現代では
ハイブリッドな園芸アイテムは
すぐさま名前をつけて商標登録されるので
名前の飽和状態が起きている気がします。
たとえば青をあらわすカタカナ語も、
英語、フランス語だけではまかないきれず、
近頃はポルトガル語なども見受けられます。
南蛮貿易時代に回帰したとみなすこともできますが。
とはいえ、
サントリーフラワーズのサイトなどを見ておりますと、
ニチニチソウにこれほどのバリエーションがあるとは!
と見惚れてしまうこともしばしば。
園芸に熱中する人々の気持ちもよくわかります。
なかでも目を惹くのは
ブルーカーネーションと青いバラ。
(わたしの画面ではどちらもスミレ色に見えるのですが)
しかし、そのスミレ色が実に魅惑的なので
いつもこっそり画像を愉しむサイトとなっています。
夏の涼をもとめたいかたに
オススメのサイトです。
元気な夏野菜もあります。
体育会系の体力がある家庭菜園派のかたは、どうぞ。
(わたしは無理)