寒い日がつづきますね。
けれども、わたしの住まいのあたりは晴れているので、まだしも。
いつもの数倍の積雪量に悩まされている地域のかたがたにお見舞い申しあげます。
きょうは、コトバの威力のお話。
いまどきの若い人は、音楽を聴くときはダウンロードが主流なのでしょう。
わたしは、ウォークマン(初代)で育った世代なので、
やはり好きな演奏はアルバムで聴きたい。
なのでCDを購入します。
ときおり、未知の演奏家のCDも。
昨年秋のことでしたが、HMVからのメールに
イン・エコー『寒冷地の音楽』というタイトルがあったのです。
しかも ~ハンザ同盟の響き とある。
イン・エコーは英国の古楽器の精鋭があつまったグループです。
バロック好きのわたしは、このタイトルに惹かれ、
(予約販売だったので視聴できなかったのですが)
さっそく予約してしまいました。
一月初旬到着のはずが、少しおくれて一月末ごろに届きました。
ちょうど東京の気温も極寒でしたので、
寒冷地の音楽を聴くにはふさわしい気がしました。
これ、ほかのタイトルであったらクリックしなかったかも、と思います。
『寒冷地の音楽』は
原題MUSIC IN A COLD CLIMATE ~SOUNDS OF HANSA EUROPE
を翻訳しただけなのですが、
なんとも、心惹かれるコトバの並びでした。
もちろん、大満足しました。
原稿を書くさいにはBGMなし、が基本のわたしですが、
このCDは流れていても、ココチよい音でした。
それにしてもタイトルって大事よね、と思ったしだい。
(わたしは、ときおり悩みすぎて失敗します)
ネーミングの話をもうひとつ。
サヴァ缶です。
これも、たいていはサバの写真か漢字で「鯖」と書いてあるのが
定番のサバ缶詰に、フランス語風のサヴァ缶とつけ、
パッケージも、気のきいたイラスト。
サバ写真の缶詰は、どこか目立たないところにしまっておきたいけれど、
サヴァ缶はテーブルのうえでもOK。
これ、味もたいへんよろしいのです。
プレーンなオリーヴオイル漬けのほか、
バジルレモン風味とチリソース漬けがある。
岩手県の物産なので、購入すればするだけ復興支援にもなる。
気に入ったので実家にも送りつけました。
世間ではずいぶんまえから評判になっていたようす。
わたしはセブンプレミアムのサバ缶(水煮)でもけっこう満足していたので
気づくのが遅れました。
寒さやら、仕事やらで買い物に出られないときの
非常食としても便利です。
(仕方なく缶詰を食す)暗い気持ちではなく
愉しい気分になるパッケージもうれしい。