八月になりました。
春先からずっと原稿に追われておりまして、
「くつろぐ」ことに焦がれていたので、
ちょっと贅沢気分のお茶をいただける場所へ
出かけようと思い、
昨日は、都内某所へ。
ここはアフタヌーンティが人気の
某老舗ホテルロビーラウンジ。
スイーツが3段のスタンドで運ばれてくるのはもちろん、
お茶のおかわり、茶葉のおかわり自由。
なので、おいしい紅茶を味わえると期待して
出かけたのです。
ちょうど誕生日が近かったので
予約時の利用目的の欄に〔誕生日〕と記入したら
チョコレートのプレートとキャンドルがついてきました。
キャンドルをつけたまま撮影しようかと思ったのですが
かなり勢いよく融けていたので、
吹き消してから撮影を。
思いのほかテンションがあがっていたらしく、
画像がボケ気味です。
お茶は、旬のダージリン夏摘みを
真っ先にオーダーしました。
ダージリンをいただけば、そのサロンのお茶のレベルがわかるので。
かなり期待して待っておりました。
この夏はまだ、セカンドフラッシュの茶葉を購入していなかったのです。
春先に忙しくしていたため、最近になってファーストフラッシュを
買って飲んでいたところ、さらに頂きものも!
ゆえに、これを味わってからにしよう、と思いまして。
そんなわけでこの夏はじめての
ダージリンセカンドフラッシュ!!!と
ほんとうに愉しみだったのですが
(スイーツの味も紅茶しだい)
これだけ、前置きが長いからには
みなさまも想像がつくでしょう。
実はまったく香のないダージリンでした。
マスカットの味わいもなく。
茶葉の管理が悪いのか、
淹れ方が悪いのか
その両方。
たぶん、この品質の茶葉の場合
ポットにたいしての茶葉の分量が少なすぎる、
お湯の温度が低すぎる。
こちらのロビーラウンジはたいへん人気なので
すでに夏休みシーズンということもあり
平日でしたがほぼ満席。
この人数に、完璧なお茶をサーブするのは
いくら老舗のティールームでも
無理かも、と思いました。
しかもおかわり自由ですから。
(頭のなかでは、
ミス・マープルの『バートラム・ホテルにて』を
ドラマ化したさいのティールームの
あわただしくも、あしらい上手なホール係のサーブ場面を思いだしつつ)
わたしと連れは、ダージリンのレベルに
がっかりしてしまい、
そこで思考が止まってしまったので
そのポットのお茶だけで、
おかわりはせずに、なんだかなあ、と
思いつつスイーツをいただいておりました。
そもそも、何種類ものお茶をいただきたかったわけではなく、
ああ、おいしい、と思える一杯のお茶さえあれば。
この国では、外出先でおいしい紅茶をいただくのは
かなりたいへん、とあらためて思いました。
(だって、今回のここは紅茶には定評があったはずの
ティールームなのです)
わたくしどもが目白の駅前で
あまりの日差しの強さに熱中症になって
味覚がくるっていただけかも
しれませんけれど・・・。
で、本日は自宅で
ダージリンをいただいております。春摘み~。