新刊は十二月中旬の予定です。
装幀の色彩の調整(印刷工程における)が
むづかしく、時間がかかっております。
まもなく、装幀の画像をごらんいただけるかと
思いますが、もう少々お待ちください。
このところ、夜明けまえの空では金星がピッカピカに
輝いています。その近くにはスピカがあります。
すこし北東のほうへ目をそらせば
そこにはアークトゥルスも見えます。
ワタクシの部屋の窓は東側しか見えないため、
これまたいまごろよく見えるはずの昴を観測できないのは残念です。
賢治さんとちがい、横着モノですから、
窓辺観察ですませています。
寒いことを理由にバルコニーにすら出ず。
(集合住宅であるため、一応、足音に配慮している)
しし座流星群は、今年は好条件のはずでしたが
地上の街燈があかるいので、窓辺からの観察は無理でした。
『少年アリス』を書いていた時代は、
窓辺観察でちゃんと、流星も見えたのです。
(居住する家はちがうけれど地域と高さはほぼ同じ)
この30年で、東京郊外の夜間の明るさは、
いちだんと進みました。
『テレヴィジョン・シティ』を書いていたころ
(90年代はじめ)は、
寝台でねころんだまま、窓から北斗七星も見えたのですけどね。
いまや、まったく見えません。
光害のない地域へ遠出しなければ、無理でしょう。
先日、ちょっとお天気がよかったので、
上野へ出かけて「叫び」を観ようと思いましたら、
なんとその日はシニアデー!
知らなかった。そんなイベントがあるとは。
想像を超える大混雑でしたので、あきらめて出直すことにしました。
ちゃんと調べておかなかった自分を呪いつつも、
頭のなかでは「叫び」の画像を、てんこもりの人々のほうへ
照射している自分がおりました。