予定では、
金沢市にておいしい昼膳をいただき、
つづいて
トークイベントを行っているはずでした。
残念ながら中止となり、
みなさまとお目にかかる機会を逃してしまいました。
このたびのトークイベントは
対談形式で行われる予定で、
どのような内容になるかは当日の流れしだい、
となっておりました。
おおよその、方向性を相談しましょう、というところでの
中止でした。
かわりにきょうは、
春の珍事のお話を。
先月、東京で春一番が吹いた日の午后のことです。
わたしはお茶を淹れようと、キッチンにおりました。
そのさい、突然、聞きなれない大きな音が!
どこかの部屋で、テ―ブルから重たい本が落ちたか、
椅子が倒れたか、という大音響。
あわてて部屋を確認。
でもそれらしい「事故」は生じておりませんでした。
どこかの家で
子どもが大暴れしたのだろう、と思うことにしました。
そのまま、お茶を淹れ、仕事机にもどったのです。
仕事場の窓には巻きあげタイプのカーテンを二重にとりつけています。
昼間は日よけの白地のカーテンだけをおろし、
遮光カーテンは巻きあげておきます。
夕方には、ぜんぶ降ろします。
そのさい、バルコニーが見えます。
なんと、山鳩が座りこんでいました。
おなかをくっつけて。
まん丸の眼をあけています。
すぐに、わかりました。
さきほどの大音響は、この子が窓に激突したのだと。
窓ガラスを見ましたら、
鳩の翼の跡がついていました。
でも血はついておらず、
座りこんでいる子にも外傷はないようでした。
どうしたものか。
悩んだすえに、そのままカーテンを閉じました。
激突したショックをやわらげるつもりで
休んでいるにちがいない、と思いました。
もう日が暮れているので、
ここで夜を過ごすつもりだろうと。
それでも、
明け方にのぞくときは、
もしかしたら死んでいるかも、と少々不安になりました。
そっとカーテンをあけたところ、
もう姿はなく、座りこんでいたところにフンがひとつ。
バルコニーの手すりには、
もっといっぱいフンがありました。
飛び立つまで、
しばらくとどまっていたのでしょう。
窓ガラスにはまだ翼の痕跡があります。
バルコニーにはまだ出ていません。
野鳥は、さまざまなヴィルスを媒介するので
フンを片づけるにしても重装備が必要になります。
しかし、いまアルコールを十分に確保できない。
(日常使う分はあるのですが)
なので、ちょっと様子を見ております。
ちなみに、わたしは洗濯物は外乾ししないので
めったにバルコニーに出ません。
バルコニーサンダルもありません。
ようすを見ながら片づけたいと思います。