読者のみなさまも、
暮らしの不自由と辛抱の日々を
過ごしておいでのことと思います。
お見舞い申しあげます。
家ごもりが日常のわたしですが、
自炊が多くなることで時間をとられ、
(成城石井の無添加おかず類をを買いに行かれず)
いつも通り、の暮らしはできなくなっています。
息苦しい気分を少しでも晴らしていただければ、と
ただいま紙モノをこしらえ中です。
いまの状況にたいして、
直接発言するのはわたしの得意とするところではなく、
役割でもないと思っているので、
創作のかたちで表現することにします。
このところ、
三田文學に掲載した「本の虫とその廃墟」も
野性時代にて連載中の「その花の名を知らず」も
群像連載中の「ゴッホの犬と耳とひまわり」も
みんな有機物を分解または変質させる生物たちが
登場する話となっております。
(動物界には無機物を完全分解できる生物もいるそうです)
石炭紀以降の植物と菌類の長い闘いにおいて、
はっきり云って、ヒト科の生物は関係ありません。
できることもありません。
そのことを忘れずにおきましょう。
こしらえモノが完成しましたら、
耳猫風信社にてお報せいたします。