
真夏に地球を発ったNASAの火星探査機が、
火星に到着。
目標地点への着陸に成功しました。
どんな標本を採集してくるのでしょうか。
かつて熱水が存在していたとされる火星。
古代温泉跡から、
湯の花がみつかるようなことがあるのでしょうか。
画像は湯の花ならぬ、沸石です。
桜桃の季節にちなみ
桃色をおびた標本となっております。
(耳猫風信社の今月の雑貨舗にてご案内予定)
地震活動が活発な地球とちがい、
ゆさぶられることが少なかった火星は、
まるごと化石のようなものだそうです。
火星周回衛星からのリアルな映像に
妄想がふくらみます。
もうまもなく、
《航海案内書》の原稿にとりかかることができそうです。
桜蔵くんのシリーズ4が、
このたび最終回をむかえました。
(野性時代の3月発売号に掲載予定)
というわけで、
久しぶりに櫻石の標本登場です。
こちらも耳猫風信社のHPにて
準備ができしだいご案内予定です。
さくらの古名は波波加
ハハカと読みます。
ハハは蛇のことですから
(吉野裕子さんの説にしたがえば)
ハハカは蛇の皮
樹皮を蛇の皮に見立てたのでしょう。
蛇好きの古代日本人の名残がうかがえる名称です。
大陸には櫻の一字をあてる植物はないそうです。
櫻桃、朱櫻のように書くのですね。
紅いイメージは実にたいして
花は白
古代の大陸の人は白梅が最上ですから、
どんな花も白が好まれます。
それも積もった雪のように、動かない白梅。
雪が吹雪いてしまう列島の日本人は
吹雪く花が好き
そのため、梅より櫻を偏愛するようになるわけです。
今年の桜の開花は例年よりはやい予報ですね。
東京では、この春も浮かれた花見はできません。
密を避けつつ、
立ちどまらずに花を仰ぐだけになりそうです。